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「お、いたいたぁ。奇野ちゃーん、急に居なくなったから探したぜ?」
あたしはお会いしたくありませんでしたっ!!
きょきょきょ、今日は本当になんなのっ!!おーば、赤き制裁に、にゃに、匂宮雑技団に、ぜ、零崎一賊ですよぉっ!?
ノストラダムスの予言今日だったっけ?もう随分前に過ぎましたよね!じゃあマヤアステカ文明の予言による世界の終末が今日だったっけ?もうちょっと先ですよね!マジ勘弁してくれよぉぉ!!!!
「奇野?」
「…!」
って、あれ?あれ!
匂宮と零崎が消えたよ!いなくなった!
なになに、お腹痛くなって早退!?
やったー!あたし、生き残ったぁー!!!!
よよ、よかった!本気でよかった、死ぬほどうれしっ!!!
だだ、だって、匂宮と零崎だよ?殺し名序列一位と三位だよ?あたしなんか所詮呪い名の序列三位だし、三位だけど薄野の対極だし、呪い名だし…。殺し名とは比べ物になりまちぇん!
「うわっ、ちょ、奇野ちゃんなに泣いてんの!マジ泣きやんか!!」
「おじだりぃぃぃぃ!あ、あたし、生きてるよねぇぇぇぇぇ!!」
「えぇっ、まさかの九死に一生!?ちょっと見ん間に何があったん!」
「ふえぇぇぇぇ、よがったよぉぉぉぉぉ」
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