「るるるー、らららー、るんたったー」



水曜日はね、わたし、自由行動。
赤也が寝てる夜に、ちょーっと外をお散歩。



赤也今頃何してるのかなぁ。
寝てるんだろうなぁ。

赤也どんな夢見てるのかなぁ。
明日の朝聞いてみよー。

赤也に会いたいなぁ。
寝顔見たいなぁ。

赤也寂しくないかなぁ。
でも寝てるからなぁ。

わたしは寂しいなぁ。
赤也が近くにいないからなぁ。



「お家に帰ろうかなぁ」



外歩くのも飽きてきちゃったし。
お家なら赤也いるし。



「あの、大丈夫ですか?」

「んー、きっと、大丈夫じゃないかもー」

「女の人が夜中に、危ないですよ?」

「それは平気ー。君は?男の子が夜中に一人で、危ないよ?」

「ちょっと、ワケアリなんです」



公園でぼーってしてたら、なんか知らない人に声かけられちゃった。
うーんうーん、どうしよう。
この人、赤也じゃないしなぁ。
でも、わたしのこと心配してくれてるからなぁ。
いいや。



「悩み事なら、今だけ聞いてあげるよ?今しかないよ?わたし、赤也以外優しくないから」

「ちょっと、色々あったんです」

「ちょっとは少しで、色々はたくさんよ?」

「・・・わけわかんなくなっちゃいますね」

「わけわかんなくなっちゃったら、大好きなことを一番に考えたらいいと思うよ」



だって、わたしはいつも赤也が一番だから、迷うことなんてないもん。
間違えることも、わけわかんなくなることもないもん。
あー、赤也に会いたくなってきた。



「これで終わり。君、あんまり夜に出歩かない方が良いよ。わたしのほかにも、沢山居るから」



首をかしげる男の子は、清純派の可愛い系で赤也と正反対だなぁ。
赤也も可愛いけど、元気いっぱい子悪魔系だし。
赤也に会いたくなるなぁ。



「じゃあね。わたし、帰る、赤也のとこに」

「あ、送りますよ」

「平気。君は、自分のことを心配したほうが良いよ」














男の子をすり抜けて、じゃあねって手を振ったの。
(男の子→長太郎でお願いします。何故奴が神奈川に居るのか?いえいえ、幽霊が東京まで足を伸ばしただけです)
2007 12 28
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