「あれ欲しいッ!!ねぇ、あれが欲しい!」
は瞳を輝かせ、画面上の人物を指す。
それを聞いた由紗は嘆息し、王子はあきれ返った。
「あれのどこがいいわけ?わけわかんない。オレが似たような事やってやろーか?」
「や だ ! 王子の顔なんて見飽きたし、王子いっつもボクに我侭言うもん。
あれがいい、あれがいい!!由紗、とってきてよ!」
「・・・あの人物を攫って来れば宜しいのですか?」
「うん!きっと今なら弱ってるから由紗でも捕まえられるよ」
「、あんな負けた奴が本気で欲しいの?」
「欲しい!だって、剣帝を倒したんでしょ?十分強いじゃない」
「でも、今負けたし。オレも負けないと思うけど」
「剣で勝負したら、王子負けるよ?」
「・・・暗殺なら負けないもん」
「だーめ、剣で勝負なの!剣だったらあれは強いよ!!」
ねぇ、と由紗に強請る。
が言えば、由紗にそれを拒絶する理由はない。
王子は所詮に指図は出来ないので、何を言おうと意味を成さない。
したがって、いついかなるときでもの要望を叶えられることになるのだ。
「えっと、なんて名前だっけ?」
「ボンゴレ特殊暗殺部隊のヴァリアー所属、スペルビ・スクアーロです」
「スクアーロ、スクアーロ、うん、欲しい」
スクアーロの映った画面を撫で、満面の笑みを浮かべる。
「あーあ、カワイソ。まぁたの玩具が増える。
由紗、今度も面倒見させられるかもよ。オレの時みたいに」
「その時は王子にも手伝ってもらいます。今はもう子供じゃないのですから」
「やだ。だってオレ、王子だもん」
「ねぇー、由紗、この際王子でもいいや。
早くスクアーロとってきてよぉ。早くしないと鮫に食べられちゃう」
由紗と王子は同時に大きく息をついた。
どうやら、インペラトーレファミリーに新しいの玩具が増えそうである。
「はーやーくぅー」
「かしこまりました」
「しょーがないなー、わかったよ。行けばいーんでしょ、行けば」
2007 01 09
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