
お子さま行進曲 ロジェと!
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「お、なに食ってんだ」 「おっぱいアイス」 「おっ!?」 エースが大学から暑い暑いと帰ってきたら、リビングのソファーの上で三角座りしながらが何かをちゅうちゅう食べている。 何かと思えば、昼間っから聞くにはおかしい単語が出て来た。 驚いてが食べているというか、吸っているものを見れば、両掌で白いものを持ってちゅうちゅうしている。 アイス?アイスなのか?しかしおっぱい。よもやサービスエリアなどで売っているちょっとえっちなチョコとかそんなノリなのか。サッチか、サッチあたりが買ってきたのか!? ぐあぁ、とエースが苦悶している横で、がへらりと笑う。 「エースも食べるでしょ、とってきたげる」 ぴょいっとソファーから飛び降りて冷蔵庫の方へ走って行くと、その場で未だ固まっているエース。 だって、昼間っからおっぱいって!おっぱい!しかもの口からおっぱいって!( 驚いていたのにいつしか悶々と考え出していたら、ぽんと肩を叩かれた。 「うぉ!?」 「おっぱいごときで動揺するたァ、まだまだガキだな」 どきーん!と一度心臓を激しく鳴らして後ろを振り返ると、徹夜明けのイゾウが立っていた。 元々夜型のイゾウなので、徹夜ではなく昼夜逆転といった方が正しいのかもしれない。 ぐわぁ、と大きく欠伸をして、台所へ向かった。 寝起きでとりあえずリビングにいた自分をからかって、それから台所へ朝飯替わりの何かを求めて向かったのだろう。 よろしくない想像をしていた所に、不意打ちは卑怯だ。 どきどきする心臓を落ち着かせるために、先程までの座っていたソファーに座った。 「あ、イゾウおはよー」 「おう。なんか朝飯替わりになるもんと冷たい緑茶部屋に持ってきてくれや」 「いいよー」 台所からイゾウとの話す声が聞こえて、再びイゾウが横を通り過ぎて部屋に戻って行った。 その際、にやっと笑われた。 イゾウは根本的に性格がねじ曲がってるなァと改めて思う。 段々落ち着いてきて、今はおっぱいよりも冷たいもん食いてェ、おっぱいのアイス…?両得じゃんか。なんて冷静に考えていると、が戻ってきた。 「はい、ついでにハサミ」 「おう、さんきゅ…?ハサミ?」 はい、と渡された物体は、白くて楕円形で、おっぱい…? なんか想像と違う、と肩を落としたいような、卑猥なものじゃなくて良かったような、複雑な気持ちになった。 むしろおっぱいというより、さきっちょの出っ張り具合と良いゴム具合と良い、ゴm。 食べ方はどうやら、先っちょのちょっと出っ張っているアイスのない所を切って、そこからちゅうちゅうするらしい。 はソファーの空いている所にまた三角座りでちゅうちゅうを再開している。 「手ェつめてぇ!!」 「あついのに寒くなる…おっぱいアイスすごいなぁ」 見よう見まねで先端をハサミでちょん切って、おそるおそるちゅうちゅうしてみると、なるほどミルク味。普通にうまい。 あ、でも冷蔵庫から出したばっかりだからまだまだ固まってて、うまくちゅうちゅう吸えない。 ちゅうちゅうするには手で温めて揉んでほぐしながらというわけか、おっぱいアイス奥が深い。 手でぐにぐに揉んで、ぎゅーっとあっためるとどろりと半液状のアイスが出てくる。それをちゅうちゅうする。 おいしいのだけれど、一度にたくさん食べれないのがもどかしい。 ゴムの部分が破れないようにアイス部分を噛んで押し出す。そこそこいい具合に食べやすい。 あぁ、なるほど、こうやって食べている姿がおっぱいをしゃぶっているように見えるからおっぱいアイスか。 □ 別名たまごアイスとも言うらしいですが、わたしの周囲ではおっぱいが主流です。 余談ですが、おっぱいアイスはやっぱりサッチが買ってきてました(笑) 2012/01/26 |