
お子さま行進曲
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「マルコー!!」
声が聞こえたと思ったら、間をおかずどしーんと背中に衝撃が走った。 すっかり日常茶飯事になってしまった出来事に、マルコは片手に持っていたコーヒーをこぼさない術を身に着けていた。 「おはよーマルコ!なにしてるの、もする!!」 「朝っぱらから元気なことだよい」 「いつでもげんき!おはよー!!」 「おはよい」 背中をよじ登って、肩からひょこっとが顔をのぞかせる。 そんなを好き勝手させてやるのが最近のマルコだった。 肩にいるは邪魔だが、嫌ではないのでほうっておく。 コーヒーを一口口に含んで、手元の新聞に目を落とした。 「あ、なにのんでるの、も!」 「お前にゃまだはえぇよい」 「のむ!」 言いだしたら聞かないので、コーヒーの入ったマグをに渡す。 ふんふんと匂いを嗅いで、おそるおそる口をつけた。 ミルクが入っているものの、シュガーレスのそれは子供にはまだ美味しくないだろう。 案の定マグをマルコに戻してくる。 「にがい!」 「大人の飲みもんだ」 「マルコおっとなぁー!!」 けたけた笑い、今度は新聞を指差した。 「それは?」 「新聞だよい」 「しんぶん…なにそれ、おもしろい?」 「面白くはねぇな。どっちかっつーと情報収集だ」 「おー、じょーほーな!じょうほうだいじな!!」 肩からおりて、今度は新聞を持っている腕の脇をすりぬけて膝の上に乗る。 そして貸して貸してと新聞に手を伸ばすので、渡してやった。 じーっと見つめて、くるくると回転させて上下にしたり広げて見たりしている。 しばらくすると、心得たというように新聞をマルコに戻した。 「あんごうだな!」 「わかった、お前文字読めねぇな」 のバカさは知っているので、今更呆れることはない。 というよりも、文字を読めない連中はけっこういるのでが読めなくてもおかしいことじゃない。 また教えることが増えたなぁとこれからの予定が増えるだけだ。 「マルコ、きょうもいちにちえいえいおー!」 □ ネタ提供というか地震源七氏さん 2010/10/14 |