
お子さま行進曲
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「なにしてんだよ、マルコ…」 サッチが呆れた顔でいえば、マルコはしれっとした顔サッチを一目見ると、またに視線を戻した。 頬杖をついて足を組んで、ぼんやりと見つめる先にはイスに座っているがいる。 「ぴやぁぁぁぁ」 泣いているが。 マルコは泣いているをテーブルをはさんで見ていて、見ているだけで。 はた目から見れば、泣いている子供をただ見てるだけの大人。 どんな非情な絵面だよ、と更にそれを見るサッチは思う。 「がなんか悪さしたのか?」 「んにゃ、タバスコ飲んだ」 「アホすぎる…」 サッチは頭を抱えた。 まだまだ、まだまだまだ常識が足りていないは時折突拍子もないことをする。 こちらが何かを言う前に行動してしまうので、あ、と思った時には手遅れなことが多い。 今回もきっと、マルコが目を離した隙の出来事だろうと簡単に予想がつく。 モビー・ディック号の食堂のテーブルの上には、大所帯ゆえ等間隔で各種調味料が常備されていた。 塩・醤油・タバスコ・粉チーズ・食酢・ソース(ウスターと中濃)・角砂糖etc.etc. その中でも手の届く範囲にあったタバスコを、食べ物だと認識して口にしたのだろう。 食欲旺盛なの事だ、きっとタバスコを一気飲みしたに違いない。 そりゃ泣くわ、とサッチは納得した。 でも、何かおかしくないか? 普段ならアホなのしりぬぐいをマルコがやっていて、が泣き叫ぶことはあんまりないような気がする。 今回はどうだ。 ぴーぴー泣いてるが、放置されている。 ん?と首をかしげるサッチ。 「…、泣いてんぞ?」 「そうだな」 「あやさねぇの?」 「泣いてんの、見てんだよい」 「変態、鬼畜、ドエス!!!なにこの恐い人!!!」 サッチの質問に、予想の斜め上を行くどころかぶっ飛んだ答えがマルコから返ってきた。 思わずを抱えてあとじさったサッチの腕に、抱えたがしがみついてやっぱり泣く。 タバスコを飲んだというのなら、水を与えれば少しはマシになるだろうかとキッチンの方へ歩みを進めようとしたら、急に腕が軽くなった。 振り返ると、つい一瞬前までサッチの腕の中に居たがマルコに抱かれているではないか。 両腕に抱かれ―――というよりも掴み上げられ―――ているは、大分落ち着いたのかまだ涙を流しながらも、もう泣き喚いてはいない。 すんすんと鼻をすすっていると、それをじっと見つめるマルコ。 どうやらこのマルコという男は、新しい趣味というか、危ない方面の欲望を開花させてしまったようだ。 一人めそめそ泣いてるをサッチは憐れむ。 「ひっく」 「将来泣かすなよ」 「そん時見てから決めるよい」 ひんひんすすり泣く、の泣き声とサッチの深いため息が部屋にこだました。 □ ryryさんとおっさんx幼女がジャスティスと盛り上がった結果。 2010/12/11 |