
お子さま行進曲
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「まぁーるぅーこぉー」 は暇なので、座っているマルコの背中にうだうだとじゃれつく。 後ろから首に抱きついて、そのままうにーっとほっぺを引っ張る。 もしゃもしゃと顔を撫でまわす。 髭がちくちくした。 本を読んでるマルコは無反応。 は随分成長したが、マルコは変わらないなぁとは思う。 「暇なら本でも読めよい。貸してやるから」 「いやー。おもしろくなーい」 「新聞読め」 「字ばっか。つまんない!」 「だからお前はバカのままなんだよい」 「マルコがのことバカバカいうからはバカだと思われるんだよい」 マルコが後ろに倒れて、イスとマルコの間にもぐりこんでいたがふぎゃっとつぶれた。 「ちょっとは賢くなったもん!」 「どこら辺が?」 「えーと、いろいろ?」 もぞもぞとマルコとイスの間から抜け出し、本とマルコの間に割り込んだ。 今度はマルコの膝の上に座り、向かい合う。 じろっと見られたが、それが大した意味をもたないことはは知っている。 そして、身体は成長してもおつむのほうはまだまだバカだということをマルコは知っている。 溜息をついたマルコは本に栞をはさみ、机に置いた。 ひょいっとマルコはを持ち上げて、向かい合っていたのを反転させ、の腹に手をまわした。 は人間イスー、とマルコにもたれる。 「お前はもっといろいろ知るべきだよい、アホ」 ← □ → 2010/10/18 |