
お子さま行進曲
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船内でナースを抱く事がなくなったのはいつの頃からだろうか。 ナースの部屋から朝帰りした所にがやってきて、相手をしていたナースの匂いがする、と言ったのがそもそものきっかけだったような気がする。 さっきまで一緒にいたの?と問われ、うしろめたさを感じてすぐに肯く事が出来ず、誤魔化すようにを抱き上げた。 はすぐに抱きついてきたが、シャツに顔をうずめ、やっぱりナースの匂いがする、と言った。 それ以後、船内でナースを抱く時は匂いがうつらないようにシャワーを浴びるなど十分に注意したのだけれど、どうしてだかは相手のナースを的確に当ててきた。 別にやましい事をしているつもりはない。 以前からやってきた事だし、相手も同意の上で事に及んでいる。 長く海の上にいたら、欲が溢れることなんて男なら誰しもある。 子供の面倒を押し付けられたからって、どうして自分の生活を犠牲にしなければいけないのか。 子供の教育上よろしくないとか、常識的に考えてとか、そんなのは一般的な模範解答にしか過ぎない。 ここは誰もが自由な海の上だ。誰が決めたかもわからない理に従うなんて真っ平だ。 「マルコ!」 それでも、いつからか船内でナースを抱く事をしなくなった。 定期的に船はどこか島へ停泊するし、その期間を使って島の娼婦を抱くようになった。 数日間船には戻らず、一夜抱いて残りの数日通常通り過ごし完全に情事の残りかを消し去ってから船に戻る事を覚えた。 停泊最初の一日の面倒を見、その後女を探しに夜の街を歩く。 それが常になった。 □ → 2011/04/05 |