■魔女っ子の恋愛模様

「いいですね、君」


初めてかけられた声がこれ。
与えられたのは笑顔。
不覚にも、落ちちゃいました。

なんてのはもう昔話で、鼻で笑いたくなるような出来事です。


「いくらゲテモノ科の先生だからって、あれはないでしょう」

ゲテモノ科じゃなくて人外科です。 いいじゃないですか、素晴らしい頭蓋骨してるのは事実なんだし」

「あー、あー、これだからゲテモノ科は。 ヒーロー科に駆除してもらってください。 鵺野先生でしたっけ? その人に倒されればいいです」

の頭蓋骨があれば、後300年は長生きできるんだけど」

「死ねば良いです。 いったい幾つなんですか、糞爺」


目の前にいる銀髪の美形の兄ちゃんは、人外科改め、ゲテモノ科の先生玉藻です。
この学校に入学した幼いわたくしはこの見た目にだまされたんです。
もう、わたくしの初恋さようならーって感じです。
なんでよりにもよってゲテモノ科の先生なんて選んじゃったんでしょうね。 一生の不覚です。 人生の汚点です。 穴があったらこの記憶を埋めたいです。 (間違ってもわたくしは埋まりたくありません)
なんてゆーか、面食いな自分を少し恨みました。 ですがこれからも顔重視です。


「残念、俺狐ですから、爺じゃないんですね」

「殺生石に封印されてたはずでは?」

「あんなの、当の昔に壊れましたよ」

どこかの学校に行って、結界師に滅されるといいです

「その結界師を殺しちゃいます」

どこかの事務所へ行って、美人でヒールの似合うお姉さまに除霊されるといいです

「んー、ちょっと悩みますが除霊は嫌ですね」


バケモノめ。
玉藻先生なんて目が糸のように細くて油揚げでも食ってればいいです。
妖狐なら妖狐らしくしとけって感じです。
あ、神社に居座るってのもいいですね。


「ねぇ」

「はい」

頭蓋骨頂戴

「自分が死ねば?」


わたくしの乙女としての第1歩、初恋はどうにも不発に終わりました。


玉藻の口調がさっぱりです。   地獄先生ぬ〜べ〜   妖狐玉藻   2007 03 24
魔女っ子の魔法に満足したよ(ワンドリランキング)

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