■魔女っ子と先生 〜ハウル先生〜
「やぁ、じゃないか」
「こんにちわ、ハウル先生」
「はは、よしてくれよ。 僕はもう先生じゃないよ」
「そうでしたね。 ハウルさん、こんにちわ」
「こんにちわ、」
は僕の教え子だったんだ。 あの学校の生徒で、そのころ僕はあの学校の先生で。
実に飲み込みの良い生徒でね、教えるのが楽しかったなぁ。
「ハウルさん、色々大変だったみたいですね」
「そうなんだよ! 聞いてくれるかい!? 髪の色はこんなんなっちゃうし、城は壊れちゃうし、ジンになっちゃうし、知らない間にマルクルは彼女作っちゃってるし、もう散々!」
「まぁ、ヘタレの半尻で癇癪持ちの自己陶酔野郎で利己主義で気紛れで変な趣味しててピエロみたいな派手で奇抜な格好してて我侭で臆病でビビリで若干気違いで、でも顔はイケメンで魔法の腕だけはカルシファーと契約を結んでいたおかげで一流のハウルさんにしたら大変でしたね、頑張りましたね」
そうそう、はまるでソフィーみたいに思ったことをズバズバ言って、僕はいつも心に深い傷を負うんだ。
生徒なのに、僕と張り合うくらい魔法が上手くて、知識もいっぱいあって。
色々変わらないなぁ、。
「でも、お変わりない様で何よりです」
「も。 てゆーか、毒舌は成長したね。 わざとだろ?」
「あら、なんのことですか? ふふ」
「ま、いいや。 元気でやってる? もう立派な魔女になった?」
「はい、おかげさまで元気に暮らしてます。 魔女になるのは・・・もうちょっと先になりそうですね。 現在試験の真っ最中です」
「そっか、まだ魔女になってないんだ」
てっきりならもう凄腕の魔女になってると思ったんだけど。
ま、なるようになるか。 も良い魔女になりそうだし、僕の次くらいにすごいしね!
「しかし、ハウルさんがまさか寿退社するなんて思っても見ませんでした。 意外と愛妻家なんですね」
「そうさ! 僕はソフィーを愛しているからね! あの学校の先生なんかしてないで、一緒にお店を開く事にしたんだ、そしたらずっとソフィーと一緒さ! も是非一度おいでよ!」
「えぇ、もちろんです。 ハウルさんの奥様になられたソフィーさんのお話もお聞きしたいですし」
・・・それは出来れば勘弁して欲しいなぁ。
だって、とソフィーすっごく気が合いそうなんだもん。
きっとソフィーなんてのことを気に入って、僕をおろそかにするんだ!
あぁ、なんて寂しく悲しいんだろう!!
「やっぱりダメだ! 、君、僕のソフィーを誑かすだろ!」
「頭の中わきましたね。 度が過ぎる愛はウザいだけですよ」
僕の生徒は、とってもドライな魔女なんだ。 いや、正確には魔女になる予定、なんだけどね!
原作と映画設定ごっちゃ。 ハウルの動く城 2007 02 03