
お子さま行進曲
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「チビ」 「なにっ!」 しゅばっと、がゾロの前に現れた。 二人の現在地はサニー号の見張り台。 つい先ほどまでは、ゾロ一人しかいなかった。 は何故か、ゾロが呼べばいつだってどこにだってすぐ現れる。 「はほんとゾロが好きだなー」 「そうね、確かに一番剣士さんの言う事を聞いてるわ」 「あんなクソマリモに懐くなんざ、何か理由でもあんのかね」 「一番子供受けしなさそうなのになァ」 甲板で眠るゾロと、その横でおとなしく座っているを眺めながら、麦わら一味は首をかしげる。 基本的に誰にでも明るく元気に接するのでつい最近まで気づかなかったが、よくよく観察してみるとは誰よりもゾロの言う事に忠実だ。 誰かと話していてもゾロが呼べばそちらへ行くし、ゾロが言えばどんな些細な事でも必ず言う事を聞く。 特に何があったわけでもなく、仏頂面の無愛想のゾロを一番慕っている、ように見える。 「なぁ、お前ゾロが好きなのか?」 「すき…は、ちがう?」 「じゃあ、剣士さんのどこに惹かれているのかしら。貴方、剣士さんの言う事をよく聞くでしょう?」 ある日、疑問に思っていた面々がに訪ねた。 は訪ねてきた面々を見て、いつもどおりにこっと笑う。 「ゾロは、にてるから!」 「このクソマリモに似てるたぁ、碌な人間じゃねぇな」 「政宗さまのわるくちいったら、だめ」 サンジの一言にが珍しく真顔で言うものだから、すぐにサンジは謝った。 どうやら、ゾロに似ているという人物はにとって大事な人らしい。 その大事な人とゾロが似てるから、ゾロの言うことを聞いてしまう、と。 「こえがにてる」 「かたないっぱいなとこもにてる」 「つよいとこ、めもにてる」 「おなじじゃないけど、じょうけんはんしゃ?」 ← □ → 中の人ネタ(笑) 2011/03/05 |