うさぎ、うさぎ、何見て跳ねる



「ならばうぬを我がぬし様とすればなんら問題はないな。如何だ、ぬし様よ」



人の話を聞かないと言うか、自分の道を自分の速度で走りすぎて他者を置いてけぼりにしている目の前の男は。
赤髪海賊団の船長、シャンクスを己が主として決めてしまった。
そう、決めてしまったのだ。



「ぬし様よ、ぬし様が死ねと言えば、海へ飛び込めと言うのなら、我は身を投じるが?」



2011/01/23
どうする?と言わんばかりに厭味ったらしく笑う男に、さしもの自由人もため息をついた。
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