「ぃやっほーぉ!」
今日は仲間を探して三千里なのよっ!
うふふ、幽霊になりそうな幸薄そうな病弱そうな脆弱そうな死にかけさんはいっないっかなっ。
やーっぱ、新人幽霊を探すのは病院が一番だーねっ。あ、殺すつもりはないから、わたし恐くないよーぅ?
ただ、手術中の人とか寝てる人から魂を引っこ抜くだけ!恐くなーい、痛くなーい。むしろ快感?きゃはっ!!
あれ、けど人って魂抜けると死んじゃうんだっけ?うーん、どうだったかなぁ。生きてた頃なんて昔だから、もう忘れちゃった!もう、わたしってば忘れん坊さんなんだからっ。

ま、死んじゃっても良いよね?















「はじーめまーしてぇー!」

「・・・はじめまして?」

「ねねっ、今どんな気分?」

「なんだかふわふわしてる」

「んふふー、でしょでしょ!」



もう手術、終わったのかな?
それとも、眠ってるから夢でも見てるのかな?



「幽霊になった感想は?」

「え?」

「このわたしが、きみを、幽霊にしてあげたのっ!」


幽霊って、なに?



「あら、あららのら?ひょっとして、気付いてない?気付いてないのかな?」



やめてよ、冗談じゃない。
そうだ、きっと冗談だよね?



「きみ、たぶん死んじゃったのよ?」










「正確には、あたしが魂を抜いてあげたのよーぅ!」











聞きたくない、信じたくない、信じないっ!!
俺は生きる、生きるんだ!!!















久々に人と話すなっ!うふふ、楽しいっ!!って、あらー?なぁに、手術成功しちゃってるじゃない。 あれ、あれあれ。ねぇ、きみはどこにいったの?ねぇ、さっきまでここにいたわたしの友達は? 久しぶりに話したわたしの友達は?どこに消えたの?ねぇ、わたしの話し相手は?・・・ねぇってば!! 答えなさいよ、そこのベットに寝てるきみ!!・・・・・・・・・・・・なぁんだ、生き返っちゃったの? 生き返っちゃったの?死ねば良いのに、死ねば良いのに、死ねば良いのに。 そしたら、わたしと一緒にお話できるのに。ねぇ、もう一度、死んでよ。 じゃなきゃ、お話できないじゃない。ねぇ、ねぇねぇ、死んでよ。 わたし、まだ手術中とか死にそうな人からしか魂抜けないんだから。ねぇ、ねぇってば!
2007 09 23
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