「いらっしゃい!」
ちっちゃな声で、そっと、そぉーっとね。じゃなきゃ赤也が起きちゃう!
サンタが、サンタがー!ってずっと言ってて、寝たのついさっきなんだよ?
うふふ、赤也、可愛いっ!!
「こんな大きな子が、まだわしの存在を信じてくれとるとはのう」
「だって、わたしの赤也だもん!赤也ね、すごいんだよ。わたしが見えるし、テニス強いし、こうしてサンタさんにも来てもらえるくらい、イイ子だし!!」
「ほっほっほ」
赤也、サンタさんはホントにいるよ?
赤也がずっとずーっと信じてるから、ちゃんと毎年来てくれてるんだよ?
赤也、このこと知ったら喜ぶだろーな。
でも、たとえ赤也でも、サンタさんは内緒!だって、サンタさんは秘密主義者だもん!!
「いまどき、こうしてちゃんと靴下まで用意してくれるとは、本当にこの子はサンタを信じとるんじゃのう」
「うん!ねぇ、サンタさん。今年の赤也へのプレゼントはなぁに?」
「ほっほ、それはお前さんでも内緒じゃよ。朝、その少年から直接教えてもらうがいい」
もぅ!
サンタさんって本当に秘密主義なんだから!!
でも、赤也が喜んでくれるならそれでいいや!
「メリークリスマス、少年」
「サンタさん、少年じゃないよ。赤也は赤也!切原赤也ってゆーの!」
「そうか。では改めて。メリークリスマス、赤也少年」
サンタさんは白い袋から緑の包装紙に赤いリボンのついた箱を、赤也の用意した靴下の横に置いたの。
ふふ、だって、赤也の用意した白い靴下じゃ、大きなプレゼントは入らないもの!
赤也ってば、本当にかわいいんだから!好き好き、赤也!!
「それでは、他の子の所にも行くとするかの」
「サンタさん、来年も来てね!わたしも赤也も、楽しみに待ってるから!!」
「あぁ。わしはこの子がわしの存在を信じてくれとるかぎり、いつまでも来よう。もちろん、プレゼントを持ってな」
「その心配は無用だよ!だって、赤也だもん!!」
赤也もサンタさんも、Merry Merry X'mas!!
2007 12 22
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