そ…か、この変な雰囲気になったから、部長たちにもこいつが見えんのか。
すっかり忘れてた。
つか、これからどうすりゃいいんだよ。
どうしたら、跡部さんたち助けられんだ?
って、なにマジな顔してんだよ。



「………赤也、のんきにしてるけど、死ぬかもしれないってことわかってる?」

「死ぬって、お前がいるから、大丈夫なんだろ?」

「ここは、わたしも知らない場所なの!はっきり言って、逃がしてあげられるかもわかんないの!!だから、ダメって言ったのにぃ。わたしなんかじゃ、手も足も出ない何かがでたら、赤也、ほんとに死んじゃうんだよ?わたし、嫌だよぉ、赤也に、死んでほしくないよぉ…」



って、えぇぇぇ!!
なんかこいつ、泣き始めたんだけど!!
マジ?これなんて冗談!?
え、これ俺が泣かしたのか?
あー!先輩たちそんな目でこっち見ないでくださいって!!俺ちーっとも悪くないっす!!



「赤也ぁ、お願いだから、ここ出ようよぉ…。じゃないと赤也が死んじゃうよぉ。嫌だよぉ、赤也に死んでほしくないよぉ。うえーん」

「と、とと、とにかく泣くなよ!!」

「だって、赤也、死んじゃうの、嫌だもん。へぇん、へぇん」

「お、俺今生きてんだろ、死んでねぇし!!」

「でも、ここ危ないもん。何が起こるかわからないもん。わあぁん、わぁぁん」



お、女ってめんどくせー!!
こーゆーときって、どうやったら泣きやむんだよ!














赤也、死なないで。死んじゃ、嫌だよぉ。
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