「げんえーりょだん?」

「そ。団長から聞かなかった?」

「んー、聞いたような気はするけど、忘れちゃった。盗賊なんだっけ?」

「そ。これでも結構名が売れててね、A級賞金首なんだよ」

「じゃあ、シャルの首持ってったら賞金もらえるんだ!」



シャルはそうだよ、一応ね。というと、手に持っていたコーヒーを二つをテーブルの上に置いた。
そして起動してあったノートパソコンをいじり始め、ほら、と開いたページをに見せる。
けれどもは文字が読めず、わかんない、と一言で蹴った。



「あー、字読めなかったんだっけ?」

「うん。なにそれ、ハングル?アラビア文字?古代文字?あっは、もうここまで来ると記号の域だよね!」

「こらこら、俺らの標準語を貶さない。じゃあは今までどこで暮らしてきたのさ。ハンター文字が読めないなんて、どんな田舎?」

「イタリアのモデナ。ちょっと田舎だけど、静かないいとこだよ」

「聞いたことないなー。うわ、検索にもヒットしないなんて、ありえなくない?」



カタカタとキーボードを操作しながら、シャルは驚く。
旅団の情報処理を行うので、情報関係はかなり詳しいと自負している。
それなのに、検索しても出てこない。
となれば、情報そのものが間違っている可能性が出てくる。



「ね、ホントのこと言ってよ。ってどこの出身?」

「だからー、イタリアのモデナって言ってんでしょー」

「嘘。そんな土地ないもん」

「そりゃそうだよ。ボクこの世界の人じゃないし」

「は?」

「わ、にがっ!コーヒーじゃん、ボク紅茶派なのにー」







彼のことがますますわからなくなった日。
2009/03/13

  

(ランキング参加中、クリックしてくださると嬉しいです)