ポプラ並木の広がる公園のベンチ、二人は座っていた。
哀川はの肩に凭れ掛かるように、は肩にある哀川の頭に頬を寄せる。
互いを香で感じ、目で見て、肌で触れる。
同じ空間を共有して生まれる、二人だけのスペース。



「ボクが男でアイカワが女」

「あたしが理性でお前が本能」

「こんなにも似てるのに」

「こんなにも正反対だ」



生物として、自分と真逆の遺伝子を持つ者に惹かれるという仮説がある。
種として、自分と酷似している者に興味を抱く逸話がある。



「なんでお前は・・・、こっちの住人じゃねぇんだろーな」

「駄目。それ以上言ったら離れられなくなるから」







(逢いたかった)
2008 04 24
  

(ランキング参加中、クリックしてくださると嬉しいです)