「チャオ、ボンゴレファミリーの皆さん。ボクの事、覚えてますか?」
来訪者は、唐突に現れた。
「ちゃおっす、」
平然と返答しているが、銃を構えるリボーン。
「あ、えーっと、前会ったことある人だよな」
記憶の中からの存在を思い出そうとしているツナ。
「バンボラ!!」
敵意剥き出しで、ダイナマイトを取り出す獄寺。
「あ、さん。どうもッス」
ごく普通に挨拶を交わす山本。
「覚えておいてくれてありがとう。また会えて嬉しいよ」
は楽しそうに笑った。
「リボーン、スモーキンボム、物騒なものは仕舞って欲しいな」
反射的にダイナマイトを構えていた獄寺は、の一睨みで動けなくなった。
相変わらず、人の心を落ち着かなくさせる。
は異彩を放ち、ツナの部屋の中心に立つ
ツナは自然と戦慄し、山本は動悸が早くなるのを感じた。
変わらない、むしろ、向上している。
は、確実に恐ろしい方向へと進化している。
しかしそんな中で、リボーンは銃を構えたままだった。
「リボーン、銃を下ろして欲しいな」
リボーンとで無言の睨み合いが続く。
ツナはどうしたらいいのか分からず、固まっていた。
いや、二人の気迫に負け、動けない。
けれど、それはなにもツナだけに限ったことではなかった。
真っ先にの視線に射抜かれた獄寺も、
肌でひしひしとその狂気を受けている山本も。
みんな、の気に中てられていた。
その中で唯一と対峙しているのが、リボーン。
小さな手で銃を握り、銃口をに向けている。
「どうしてお前がココにいるんだ?」
「この家の人に上げてもらったんだ。いい人だね」
「目的は?」
「休暇。遊びに来たんだよ」
それからもう暫く睨み合いが続いた後、漸く空気が和らいだ。
リボーンは構えていた銃を下ろし、はにこやかに笑う。
反射的に立ち上がっていたツナは、へたりとはその場に座り込んでしまった。
状況がまったくといっていいほど飲み込めていないツナは、
震える指で、困窮した瞳で、を見た。
外れていて欲しい、当たらないで欲しい、けれど、まさか、まさか。
「な、なんなんだよ、一体・・・。まさか、その、あなたもマフィア?」
「そーだぞ」
「インペラトーレファミリーのボス、。気をつけてください、10代目。
バンボラっつって、裏じゃ相当ヤバイことやってる奴ッスから」
「紹介されたとおり、です。よろしくお願いしますね、ボンゴレ10代目」
「おもしろいなー、皆でマフィアごっこか」
嫌な予感ばかり当たる。
でもそれだけじゃない、それだけですまない。
そんな予感がツナを襲う。
「言っとくけど、はツナの前の10代目候補を殺した奴だからな」
リボーンの言葉で事態は悪化の一途を辿った。
Ciao チャオ こんにちわ、さようなら
2006 03 21
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