「チャオ、トゥオーノ」



今度は、王子はさっきと違う意味で顔をしかめた。
王子はかっこいい。
は美人だしかっこいいのに、どうしてこんな。
相手は、や王子とは対極の顔の造りをしていた。



「・・・誰だ」

「やだなぁ、名乗るほどのものじゃないよ」

「・・・・・・・・・・・・・・」



むっつりと押し黙った相手に、王子はを見た。
どうしてこんな奴に声をかけたのか。
もう喋らないみたいだし放っておいて行こう。
そのような意を込めて、王子はの手を引っ張った。



「なぁに、早く行きたいの?しょうがないなぁ」

「ヴァリアーって本当に変わった人が多いね。うちにも変わった人が欲しいな」



「じゃね、レヴィ・ア・タン」



レヴィがばっと傘を広げるも、もうと王子が消えた後だった。







Tuono トゥオーノ 雷2007 11 28
  

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