「ねぇ、キシシキ。もう日本に帰っちゃうの?」
「あぁ。お前を零崎に誘いに来ただけっちゃから」
「そっか。困ったことがあったら、いつでも呼んで」
「おう。も、困ったことがあったらいつでも呼ぶっちゃ」
「とインペラトーレの名前、このモデナの町で使っていいよ」
「零崎軋識、“愚神礼賛”、呼べばいつでも駆けつけるっちゃ」
「アッディーオ。きっともう二度と会うことはないけれど」
「またな。きっともう二度と再会しねぇと思うけどな」
これがと軋識の出会いの物語であり、別れの物語だった。
同じ次元で交わらない直線。
今回は混沌であり非現実的であり幻想であり妄想である。
偶然と必然の逆に位置することは、果たして偶然か必然か。
必然が必然であることは偶然か。
偶然が偶然であることは必然か。
ようは、なるようになる。
(運命)
2007 08 11
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