お子さま行進曲



「ふわぁ!おいしーね、おいしーなっ!?」

「美味いだろ、俺が作ったんだぜ!」

「サッチ……すきっ!」

「わはははははははは!!!」

「………………………」


は実に美味そうに、出された料理を食べていく。
子供なので量はあまり食べられないらしく、がっついている割に空になった皿は少ない。
それでもの満面の笑みを見れば、心の底から美味いと食べているのがよくわかる。
一緒に食べているマルコも、本日の料理を担当したサッチもの食べる姿を見て思わず頬が緩んだ。


「こんなにたくさん…ぜーたくだ…もう、しんでもくいはない……」


が心底幸せそうに言った言葉は、意外と物騒だった。


「いや待て待て、、お前今までどんな食生活してたんだ!?」

「にゅ?ふつーだよ?」

「これしきの食事で死んでもいいとか、ありえねぇだろい」


「お腹いっぱい食べるの、はじめて!」

あとお肉食べるのもすごーく久しぶり!
そう言って笑ったに涙したのは相伴していたマルコとサッチだけではなく、の声の届く範囲にいた船員全員だった。
それ以来、船内では食べ物に困らなくなったとか。






  
他人(サからはじまる人)に懐く主人公と、ちょっとおもしろくないマルコたいちょー。
2010/09/18