お子さま行進曲



「ふおぉぉおおぉぉ!!」

「飯ごときで何興奮してやがんだ」


の目の前に広がる光景は、まさに夢のようだった。


「まままっまま、マルコ!これがゆうげ!?これほんとにたべていーのっ!?」

「そうだよい」

「お、おにくがあるっ!たくさんあるよっ!?きょうはなにかいわいか!?」

「普通の日だよい」

「た、たべていーの!?も、もたべていーのっ!!」

「嫌だったら食わなくてもいーんだぜ」


適当に盛られた肉と、パンとあと野菜の何か料理とスープ。
それだけなのだが、それのどこに騒ぐ要素があるのだろうか。
マルコにしてみればいつもと変わりのない食事内容だったのだが、にしてみれば違うらしい。
一体日頃どれだけ質素な食生活を送っていたのだ、この子供は。
肉が贅沢だとか、こんな量見たことないとか、はじめて見る食べ物ばかりだとか。
子供の平均というものを知らないマルコだが、もしかしたらは平均以下に小さいのではないだろうか。
小さいのは、満足に食事もしてこなかったからではないだろうか。
そう思うと子供なりに苦労してきたんだなぁ、と一人納得してしまった。


「心行くまで食え」






  
これを聞いてた他の船員さんたちはほろりと涙したそうな。
2010/09/18