
お子さま行進曲
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もしにその気がないなら次の島で降ろし、里親を探すつもりだった。 ただ、この子供は堅気ではない。 長年培ってきた感と、先程マルコに向かって行ったことからもその事がうかがえる。 その事が余計に隊長らに不信感を与えたが、エドワードは自身に子供の興味がない事を把握していたので気にならなかった。 子供はエドワードのことなんて眼中になく、船や髭が物珍しいのかとにかくきょろきょろとしていた。 正直なところは海賊になると言ったが、何もわかっちゃいないだろう。 まだ子供だし、適当に話しのまま肯いたというのがありありと伝わってきた。 それでもを白ひげ海賊団に迎え入れたのは、これが縁だと思ったからだ。 堅気でない子供が白ひげ海賊団に落ちてきた。 奇しくもそれをエドワード自身が受け止める。 たったこれだけのことだけど、それを縁だとエドワードは感じた。 長く生きても、不思議な事はいくらでも起こる。 なんたってここは、偉大なる航路なのだから。 「、今日からお前は俺の息子だ」 「、かいぞくじゃないの?」 「いいかよく聞け。この船はモビー・ディック号っつー名前だ。んで、この船の連中はな、白ひげ海賊団っつー海賊なんだ」 「あい」 「その頭がこの俺、白ひげことエドワード・ニューゲートだ。俺は部下はみんな自分の家族だと思ってる」 「かぞく…」 「も白ひげ海賊団の一員になるっつーんなら、お前も今日から俺の家族、息子だ」 はぱっと眼を輝かせた。 「みんなかぞく?」 「そうだ。兄貴が一度に沢山出来たな」 「あの人も、あの人もみんなあにき?」 「そうだ。俺はオヤジだ」 「のあにきとおやじ…のかぞく…ふひっ!」 ← □ → 2010/09/17 |