
お子さま行進曲
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「、これからどうしよう…」 ぽつりと呟いたの言葉に、エドワードは決めた。 「お前、」 「あい」 「覚悟はあるか」 「なんのかくご?」 海賊とは、賊だ。 人から忌嫌われ、常に戦いに身を窶す。 殺し殺され、命の奪い合いが日常となる。 宝の強奪、人の恨み。 海軍から追われ、捕まれば待っているのは処刑。 その先に待っているのは、仲間との航海、財宝。 失うものの方が圧倒的に多い。 「海賊になる覚悟だ」 「かいぞくって、なぁに?」 「人から嫌われ、殺し殺され、追われ、仲間の為に命を捨てる奴らのことだ」 「忍もね、きらわれてるよ。ころすよ、ころされるよ」 は幼いころから忍の里で呪詛のように唱えられ、城に来てからもずっと言い続けられてきたことを思い出す。 忍とは道具だ、使い捨てだ、主の命令には絶対で、秘密を守るために自ら死ぬことを厭うてはならない。 命尽きるその日まで、働いていればそれでいい。 その代わり、存在意義が与えられる。 なにもないの証明になる。それを誇れ。 今のは忍だ。 は忍以外の生き方を学んでこなかったし、他の生き方なんて考えた事がなかった。 海賊が何かわからないけど、山賊なら知っている。強奪を主とする蛮族だ。 野蛮な賊如きになり下がってしまうのだろうか。 忍として主に仕える事が、忍である矜持であり、誇りだ。 今まで培ってきたものを捨てて、わけもらからないものになり下がってもいいのだろうか。 まだ、よくわからない。 「忍のまま、かいぞくってなれる?」 「忍っつーのは、ようするに職名だろ。海賊っつーのは組織であり仲間だ」 「よくわかんないけど、もなれるってこと?」 「お前がそれでいいならな」 は忍で、奥州城主に仕える忍軍の一人だ。 裏切り行為とならないだろうか、と考えて、もう戻れなかったのだと思い至る。 だとしたら生きるために海賊になることしか選択肢はないのだろうか。 もし戻れたのなら、また忍軍に戻ればいいだけの話。 は戻れるいつの日かを考えて、生き延びることを優先させる。 「それがいきるのにひつようなら、かいぞくになるよ」 ← □ → 2010/09/17(11/07/11) |