お子さま行進曲



「「「「「 マルコおたんじょうびおめでとー!!! 」」」」」


その日の夕食にマルコが食堂にやってきたら、これだった。
これが子供同士の誕生パーティなら可愛いだろうが、むさくるしい野郎ばかりでは気色悪いだけだ。
飾り付けはこないだの戦利品だろうか。
金銀宝石がきらめいてとても豪華だが、ちと豪華過ぎないだろうか。
装飾品に船内の内装が負けていて、浮いている。
というか、親父もよくこんなの許したなと呆れるばかりだ。
ただ、テーブルの上にたっぷり盛られた料理と多種多様な酒には悪い気はしない。


「おめでとうって歳でもねぇんだけどな。ま、ありがとよい」


ぺそぺそとサンダルが奏でる貧弱な足音を鳴らしながら、テーブルに置かれていたジョッキを持つ。
近くに置いてあった一等物の赤ワインのコルクを歯で抜き、惜しげもなく注いだ。
そしてそれを勢い良く掲げ叫ぶ。


「乾杯!!!!」






  
なんだかんだで嬉しくて騒ぎたいマルコ。
2010/10/05