お子さま行進曲



もふもふもふ!と、が何かを一生懸命食べているのはいつものことだったので、別に気に留めることなくマルコはいつも通り食堂を出た。
数十分後、ふと何を思ったかまた食堂を覘いてみると、まだがいた。
おとなしくイスに座って、何かを食べている?
そういえば、数十分前も同じことをしていたような…。
嫌な予感がして、マルコは食堂へ入った。


「おい、…」

「んにょ?」


団子が…腹が…串が…!!


「おっまえ、バカ、食い過ぎだ!!」

「あー、のー!!!!!」


残り団子数本しか残っていない皿を取り上げても手遅れだろうが、だからと言ってこれ以上食わせるわけにもいかない。
ぽんぽんに膨れた腹と、わさわさと乱雑に積まれた団子の串。
一体数十分の間にどれだけ食べたというのだ。
そしてまだ食う気だ、この食欲バカは!!
団子を取り返そうともがいている。


「マルコかえせぇー!のー!!」

「食いすぎだっつってんだろ、どんだけ食った!」

「たくさん!まだくえる!!」

「もうダメだ!ごっそさん!!」

「いーやぁー!!!たーべーるー!!!」


ふぎゃー!とが泣きだしたが、既にアホみたく大量に食べた後なのでマルコもに団子をかえさない。
自分の限界を知らない子供は、限界までいこうとする。
いっそ限界までいってどこまでが自分の出来る範囲なのか知ればいいのだが、その後の面倒をみるのはどうせ自分だ。
めんどくさくなる前に止めてやるのもいいだろう。
ぎゃーぎゃー泣き叫ぶの横に腰をおろし、団子を一本頬張った。
残り三本、最初はきっと、その十倍はあっただろうなぁ。






瑠璃さんにネタ提供と素敵イラスト頂きました^///^
 
2010/10/18