
お子さま行進曲
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好きといったものの、具体的に何かが変わったとは思わない。 気づくのは遅かったけど好きって思いは昔からあったし、 いつも一緒にいるし、 マルコが自分を好きという自負はある。 だから、好きだと言って両想いになったからと言って、何が変わるのだろうか。 エロいことが解禁になった?昔からやってた。 公にいちゃつけるようになった?昔からくっついてた。 周囲の見方が変わる?それこそ昔からかわらない。 ごろりとベットに転がりつつ、机に向かい続けているマルコの背中を見る。 実にいつも通りだ。好きだと伝えても何も変わらない。 好きだという気持ちがあたりまえだった。 だって気付いた時から好きで、ずっとずっと好きで、それだけだった。 視線がうっとうしくなったのか、マルコがこちらを振り返る。 「なんだよい」 「んー、考えちゅー」 「おー、頭はつかっとけ。お前馬鹿だからな」 それだけ言うと、また机に向かう。 好きだから、どうかわるのか。 考えてもよくわからないから、とりあえず伝えてみよう。 「の全部をあげるから、マルコの全部をにちょうだいよ」 「望むところだ」 なんとなく、答えが見えた気がした。 ← □ → 2013/01/25 |