■つぶらな瞳で頑張ってます、先輩大好き子犬です

「にゃにがにゃんだー、魔女っ子です」


ドロロン。

登場したのは魔女っ子さんです。
わぁ、はじめて見たです、本物の魔女っ子さん!
黒い大きなぼうしに、黒いマント、お決まりのステッキに、セーラー服。
どこをどう見ても魔女っ子さんなのです!


「すごいすごい、すごいのです! 魔女っ子さん、お会いできて光栄なのです!!」

「・・・・・・・・はじめまして、わたくしの名前はと申します。 お名前を伺っても宜しいでしょうか?」

「壇太一です、魔女っ子さん!」

「太一君。 どうかわたくしの事は  とお気軽にお呼び下さい」

「はいです、さん! さんは魔女っ子さんなのですね!」


さんは そうですよ ってにっこり笑いました。 優しそうで素敵な魔女っ子さんです!
それでそれで、ダダダダーン! な、なんと! この僕の願い事をなんでも1つ叶えてくれるそうです!!
わわ、なんだか夢みたいです!


「どんな願いでも叶えてあげますよ、なにがいいですか?」

「そ、そんな急に言われても…あぅ、迷うのです」

「ふふ、わたくしは逃げたりしませんのでたっぷりとお考えください」


魔女っ子・・・じゃなかった、さんは僕に目線を合わせて笑うと、そこらへんの段差に腰掛けました。
僕は願い事を考えるです! えーっと、えぇっと・・・。
越前くんみたいにテニスが上手くなりたいし、亜久津先輩みたいに背がおっきくなりたいし、いっぱい願い事があって困るです!!


「そんな考え込まなくても大丈夫ですよ」

「でもでも、いっぱい願い事があるんです!」

「それは困りましたね。 わたくしとしても太一君のような可愛らしい子の願い事は是非とも全部叶えて差し上げたいのですが、1人につき1つの願い事、と言うのが決まりでして・・・」

さんがしょんぼりすることないです! 僕が我侭なのがいけないですよ」

「太一君は素直な良い子ですね」


にっこりと笑って、さんは僕の頭を撫でてくれました。
えへへ、良い人なのはさんの方です!
優しくって、綺麗で、魔女っ子さんで、すごい人なのです!!


「願い事、決まりませんか?」

「あぅ、やっぱり決まらないです・・・、ごめんなさい」

「謝る事はないのですよ、突然こんなこと言うわたくしもわたくしですし。 そうだ、太一君は携帯をお持ちですか?」

「携帯? 持ってるです!」


ダダダーン! 携帯は中学生になったときに買ってもらったです!


「これ、わたくしの電話番号とメールアドレスです。 願い事が決まったときはメールかしてくださいね」

「はい、わかったです!」

「あぁ、何か困った事があっても呼んでくださいね、すぐさま駆けつけますので」

「了解です!」

「話し相手が欲しいときもメールしたり電話したりしてください。 世間話とか、太一君の話を聞きたいです」

「邪魔にならないですか?」

「とんでもない。 太一君からのメール、楽しみに待ってますよ」


さんはもう1度僕の頭を撫でてくれました。 僕はちっちゃい子じゃないですよぅ・・・。
でも、さんに撫でてもらって嬉しいです!

さんは最後に微笑むと、最初に出てきたときと同じように ドロロン って消えちゃいました。
ちょっと寂しいけど、さんのメールアドレスがあるから大丈夫です!
さん、僕、さんみたいなお友達が出来て嬉しいです!
壇太一   魔女っ子は小さい子に弱いみたいです   2007 01 08   
魔女っ子の魔法に満足したよ(ワンドリランキング)

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