「
きゃああぁああぁぁぁ、ぁっああぁぁぁ!!!!!
」
聞こえた悲鳴は、メリーさんの悲鳴だった。
「傷つけたね?血を流させたね?怪我させたね?痛くしたね?切ったね?敵意を向けたね?殺そうとしたね?死なせようとしたね?わたしの赤也を、わたしの赤也を。わたしの赤也をっ!!」
「
く、苦しぃぃいぃっ!
」
「許さない、赦さない、ゆるさない!」
ばきっ、て音がして、見たら、それはメリーさんの腕だった。
メリーさんのおもちゃの腕が、あいつに、もぎ取られた。
ばきばき音がして、両腕が、両足が、もぎ取られる。
ダルマ状態になったメリーさんは、ただ悲鳴を上げてる。
「
いやっ、痛いっ、やめてっ!!
」
「駄目だよ。赤也を傷つけたでしょ?許さないんだから」
「
ごめんなさい、ごめんなさいっ!謝るから!!
」
「ねぇ、痛い?痛い?痛い痛い痛い?うふっ、いい気味!でも、もう終わりにしようね?痛いの、十分味わったでしょ?苦しんだでしょ?」
ぼとり、とその場に落とされたメリーさんは、当然動けない。
あいつはそんなメリーさんを笑って、足を、メリーさんの上に落とした。
ばきり、とプラスチックの割れる音とメリーさんの断末魔が聞こえて、すぐに静かになった。
あいつに踏み躙られたメリーさんは、もうぴくりとも動かない。
赤也っ!大丈夫?大丈夫、大丈夫?痛い?痛いよね、大丈夫?あぁもうっ!ちゃんとメリーちゃんにも言っといたのに!!あぁああぁ、血が、血が出てるっ!背中に傷があるよ、切れちゃってるよ、赤也!!ねぇねぇねぇ、本当に大丈夫?手当てしなきゃ、治さなきゃ!あぁ、赤也赤也赤也!
2007 12 10
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