よぉーやく、こいつが泣きやんだ!
あー、女ってこんなときうぜーよな!
まぁ、跡部さんたち探しに行くっつってるからいいけどさ。



「あ!ねぇねぇ赤也!わたし、やることがあった!」



なんだよ、この期に及んで。



「やっていーい?いーい?」

「それでさっさと跡部さんたち見つけられるんなら、いくらでも好きなことしろ」

「きゃん!赤也ふとっぱら!すきすきっ!」



で、何をしよーっつーんだ?
お?真田ふくぶちょーに近づいて?
しゃがめって?
頬っぺたに手当てて…なんだよ、その距離。
しかも目ぇつぶれって!これは!
まさか、お前、真田ふくぶちょーのこと…!



「いい?いっせーのーせっ!!」



ぼこっ


「な、何をする!!」

「お前は何やってんだー!!」



殴った!
こいつ、あの真田ふくぶちょーを殴った!!
しかも真田ふくぶちょー尻もちついてるし!
お前どんだけ馬鹿力なんだよ!!



「あぁん、放して赤也!せっかく実体化してるんだから、殴らなきゃ!!」

「えーっと、幽霊さん?は、真田が嫌いなのかな?」

「だってこいつ、いっつも赤也を殴るんだもん!こんな時じゃなきゃ仕返しできないでしょ!放して!もっと殴ってやるんだから!!」



思い出した!
こいつ、確か前もそんなこと言ってた!
あぁぁ、こいつ、本物の馬鹿だ!馬鹿だ!



「幽霊は真田が嫌い、と」

「いや、柳さんは柳さんでなにデータとってんすか!」














ちょぉー!誰か常識人はいないんっスかぁー!!
閑話休題

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