「果てろッ!!」
ダイナマイトがに向けて放たれた。
「ご、獄寺君!?」
「おい、どうしたんだよ、獄寺!」
動揺するツナ山本を余所に、
ダイナマイトは寸分の狂いなくを襲う。
仕留めた、と獄寺は思った。
「ねぇ、話聞いてなかった?ボクに手を出さなければ何もしない」
「逆に言えば、ボクに手を出せばただじゃおかないってこと、キミなら理解できたよね?」
「スモーキンボム」
ダイナマイトは爆発する前に、によって導火線を切り離されていた。
ぼとぼと と床に転がる、役目を果たせなかったダイナマイト。
獄寺の背筋が凍りついた。
脈が速くなり、呼吸が乱れる。
仕留めそこなった。
この時点で、漸く獄寺は自分の浅はかさを呪うことが出来た。
何故こんな暴挙に出てしまったのか。
なんとかしなければ、とは思ったが、身体が動かなかった。
静かに立ち上がり、歩み寄ってくる。
その顔に先ほどまでの笑みはなく、
あるのはとって付けたような作られた笑みだった。
「けど、ボクは今機嫌が良いからね。謝ったら許してあげる」
与えられたラストチャンス。
「ほら、許してくれるって。謝ろう?」
「謝っとけよ、獄寺」
ツナと山本もの雰囲気の変化を感じたのか、獄寺に謝る事を勧める。
獄寺はそんな二人の言葉が耳に届いていないようで、きっと前を見据えた。
今度は、正面からを見ることが出来た。
そのことに後押しされて、はっきりと自分の意思を言葉にする。
「誰が謝るか、バンボラ」
チャンスは消えた。
場の空気が、自分自身が、周りが、急激に温度が下がるのを感じた。
2006 03 23
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