「それじゃ、そろそろお暇しようかな」



あれから少しツナたちと話した後、は立ち上がった。
最初と比べれば随分と打ち解けたと思う。
まだ時々の気迫に怯える事もあるが、
常にビクビクしていると言うほどでもない。
親しくなった、といっていいのだろうか。



「実はね、約束があるんだ」

「約束?」

「うん、約束。とはいっても、相手が覚えてたら、の話なんだけどね」

「けっ、バンボラなんかと約束する奴って事は、碌でもねー奴だな」

「ご、獄寺くん!」



一瞬ヒヤリとした空気が背中を撫でたが、
は笑って、いいよ、と言った。



「コニーリョ・・ウサギみたいな人なんだ」

「ウサギっすか?可愛い人なんスね」

「可愛い・・・、のかな?」

「女の人なんでしょ?」

「ううん、ヒバリは男だよ」



にっこり とが言い、ドアノブに手をかける。



「アルヴェデルチ、ボンゴレファミリーの皆さん。また会う日まで」



ぱたりとドアが閉まり、はツナ家を後にした。
部屋に居た面々(と言ってもリボーンは例外だが)は呆然としいて
を見送ることが出来なかった。
ヒバリと言う名で思い出す人物が一人だけ居る。

雲雀恭弥。

ツナたちが通う並盛中学を牛耳る風紀委員長で、
何度も酷い目に合わされている。
そんな雲雀とがどうして。
そう思ったのだが、ツナたちがが考えても仕方のないことだ。
彼には彼の思惑があるのだろう。
あの人は、どこかしら不思議な人だ。







Coniglio コニーリョ ウサギ
2006 03 25
  

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