夕暮れ。
赤、橙、黄、暖色系の色が入り混じる、一瞬。
昼から夜へと替わり行く僅かな間。
は街並みを見ながらゆっくりと歩いていた。
これといった目的があるわけでもなく、気の向くまま。
いや、目的があるといえばあったが運任せとしか言い様のない事なので、
目的と言えるほど明確なものでもなかった。



「でも、ボクは運が良かったみたいだね」



背後から伝わる気配。
振り向かずとも、それが誰だかわかる。
こつりとコンクリートに足音が響き、二人の距離を詰めた。
こつと足音がの真後ろで止まると、やっとは振り返る。



「久しぶり、ヒバリ」







2006 03 26
  

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