頭が痛い、身体が重い。
ひどい気分なのは何故だろう。
目を開けようか、開けまいか。
どうして開けなければ為らない?
そうだ、眠ろう。
疲れているんだ。
眠って、疲れを癒して、嫌な事を忘れよう。

まだだよ、ヒバリ

ムカつく。
誰だ、だれ、だれ。
そうだ、自分は   



「っく・・・」

「あらあら、まだ起き上がってはダメですよ。重症なんですから」



そこは病院だった。
白い天井に、鼻につく薬品の匂い。



「脳震盪と打撲、打身数箇所。額は切れてたので4針縫っておきました。
少し内蔵を傷めているようなので気分が悪いかもしれませんが、心配要りませんよ」



身体のいたる所に巻かれた包帯。
しくしくと痛む身体。
着心地の悪い病院服。
最悪だ、全てにおいて。



「お友達の方は軽症だったので、もう行かれましたよ」

「あいつ、怪我してたの?」

「頭を少し切ってまして、あ、そんな大袈裟なものじゃないんですよ?
消毒して、ガーゼを当てただけです。良かったですね」



にっこりと笑う看護士が癇に障る。
思いっきりトンファーで殴ったのに、その程度か。
自分は病院のベットに横になって、安静にしてなければならないのに。



「ムカつくね、本当に」



自分の弱さが。
の余裕が。
自分ととの間にある絶対的な力の差が。







2006 03 28
  

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