「あ、由紗ー?元気してるー?」

『はい、恙無く』



は泊まっているホテルから、イタリアの由紗に国際電話をかけていた。
もちろん部屋はスウィートで、その広い部屋には一人しかいない。



『どうですか、久しぶりのジャポーネは』

「うん、楽しいよ。アルコバレーノと戦ったりね」

『アルコバレーノ?失礼ですが、お怪我は・・・』

「平気。いやぁ、流石と言うべきかな、強かったよ」



くるくるとコードを手に巻きつけたりしながら、今日あった出来事を話す。



「あ、そうそう、ヒバリとも戦ったんだー」

『ヒバリ・・・様が気に入っておられた少年ですね。
それで、そのヒバリと言う少年がどうかしたのですか?』

「あ、わかるー?」

『先程から声が弾んでおられますので』



は自分では気付いていなかったが、
雲雀の話になってからずっとくつくつ笑っていた。



「実はさぁ、油断してたら頭に一撃食らっちゃったんだー」

『!』

「あ、大した事ないからね?ちょっと切っただけだから」

『そうですか。それで・・・?』



ぴくり と電話の先に居る由紗の肩が揺れたのがには分かった。



「久々なんだ、ボクがおもしろいと思った人」

『それは、よございました』

「だから殺しちゃだめだよ?」

『・・・それがご命令とあらば、わたくしは従うまでです』



は、うん、と頷いた。
こうして釘をさしていないと、由紗は雲雀を殺してしまうだろう。
彼は、を傷つける相手に容赦はしない。



「とにかく、おもしろい一日だったよ」

『それはよございました。クランチェスカ様、
我らファミリーはボスである貴方様の帰還を心よりお待ち申し上げております』



そして、ボンゴレファミリーを見ていたら
何故だか自分のファミリーの様子が気になった日だった。







2006 03 30
  

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