お子さま行進曲



ちゃぁん♡ ルークおにーさんとあっそびっましょぉー!!」

「ルークきもちわるっ!?」

「いやぁ、可愛いお嬢さんだねぇ!!どう?将来嫁ぎに来ない?ルークのお嫁さんだぞぅっ♡」


でれっと急に顔がだらしなくなったルークにはビビり、マルコは大急ぎでを自分の背後に隠し、飛びかかってきたルークの顔面にサンダルの裏を贈った。
マルコから熱烈なアタックを受けたルークは、先ほどのよりよく飛んだ。
たらりと鼻血が垂れる顔を抑えながら立ち上がるルークに、止めを刺さんとゆらりとマルコが近づく。


「ちょ、マジで怪我するって!!!てかほら見てこれ、鼻血出ちゃってるから!!!」

「怪我は勲章なんだろ?だったらいいじゃねーかよい」

「あと、ルークはおにーさんちがくておっさんな!」

ちゃん!?それ地味に酷いから!!!」


なんだかさっきまでの楽しいお遊戯モードが一転して、どうしてこんな殺伐バトルロイヤル (1対2のルーク不利) になった!
何か不死鳥の逆鱗に触れるようなことをしただろうかとルークは考えるが、心当たりが多すぎてどれが正解かわからない。
と、とりあえず場の空気を変えなければ!と思ってルークが発した言葉は、油というかガソリンというか酸素だった。


「あ、もしかしてちゃんはもうマルちゃんのお手付きだとか?いやん、マルちゃんいつの間に幼女趣味、にっ!?」


ぼっと、ルークの髪の毛が少し焦げた。
マルコが青い焔を纏っていた。
瞬間、ルークは理解する。正鵠を射た答えを言ってしまったのだと。







  
2010/11/12