
お子さま行進曲
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「イゾウはおひめさま?」 「どっからどうみたらそう見えるんだ。アレか、俺が美人だって言いたいのか。その通りだ!」 「おー!イゾウはおひめさまな!!」 「敬い崇めろ」 「ははーっ!」 べちゃっとが床に伏せた。 その低姿勢に満足したのか調子に乗ったのか、イゾウもふんぞり返っている。 が船内を探検してて行きついた先が、イゾウの部屋だった。 部屋の扉を開けた瞬間、きちゃないな、と素直な感想を述べたの眉間に銃口が宛がわれたのは、が悪いのかイゾウが大人げないか。 足の踏み場が辛うじてあるだけのちらかった部屋を見た反応としては、たぶんが正しい。 「で、俺のどこを見て姫だと思った」 「あたまゆってるのとー、めんのきものきてるのとー、べにさしてるの!」 「馬鹿だ馬鹿だと思ってたが、なんだ、案外博識じゃないか」 「ふふん!だってやるときはやる!」 元々日本生まれのは知っていて当たり前の知識で、知らない方が問題あると言うツッコミはここではない。 それよりも、このモビー・ディック号船内においては知らない人の方が多い着物事情に詳しいにイゾウは素直に感嘆した。 マルコがバカバカいうよりも、こいつは物知りじゃないかとに対する評価を改める。 というか、マルコはちゃんと躾けをしているのだろうか。 男ばかりのこの船内、ちゃんとした躾けをしてやらないとこの子供はどんどん素行不良のアホでバカでどうしようもない大人になってしまう。 よし、ここはひとつ教育に力を貸してやろうではないかとイゾウは息巻いた。 、正座しろ、とイゾウが言ったら、はぴしっと正座する。 「お前も女ならイイ女目指せよ」 「いーおんな?」 「魔性の女だな。色気があって男を手玉に取るやつだ」 「めざせ、いーおんなでましょーのおんな!」 ← □ → うちのイゾウは大層な自己陶酔野郎です。思いのほかアホになった。 2010/11/07 |