お子さま行進曲



「ワーカーホリック?」

「こいつは、想像以上に厄介だぞ」


の体調がすぐれないのに気付いたマルコは、数日前船医に見せた。
本人はいたって元気だと宣言しているが、食欲が落ちてぼーっとしていることが多くなっていた。
風邪は引き始めが肝心と言うし、風邪でなくとも病気なら症状の軽いうちに治しておいた方がいいだろう。
そう、簡単に考えていたのだけど。


「どういうことだよい」


船医は眉間にしわを寄せ、深いため息をついた。
先日モビー・ディック号にやってきた子供は、相当なワケアリだ。
おそらく、今この時点でその事を知っているのは船医だけだろう。
子供といえど、他人の過去だ。あまり気軽に話すべきことではないが、これは船医一人の胸に収めておくには大きすぎる。
船長であるエドワード・ニューゲートと、隊長各には知らせておいた方がいい。

子供の将来がかかっている。






  
シリアス編スタート
2011/11/04