
お子さま行進曲
|
行為は気持ちいいから好きだけど、まだまだわからないことも多い。 「今なにしたの?」 「んぁ?」 の上に覆いかぶさっていたのから視線をあげてマルコはを見ると、はきょとんと首をひねってマルコを見ていた。 行為の最中なのだからもう少し色を含んだ顔をしていて欲しいものなのだが、前戯だったので気分が乗る前だったとしておこう。 うつぶせの状態からくるりと反回転し、はマルコと向き合う。 そしてマルコの腕をとり、ちゅ、とその口元へ運んだ。 両腕で身体を支えての上にいたマルコは片腕で自分を支えることになって少しつらい体制になるが、の好きにさせてやる。 おつむの弱いだが、学習はきちんとしている。 何度も行為に及ぶうちに慣れて来たのか、どんどんエロい方向に成長するをマルコはいつも楽しみにしている。 「こうやって、よくちゅってやるじゃん?これなぁに?」 「あぁ、キスマークの事かよい」 女に自分の所有物としるししづける行為がマルコは苦手だった。 商売女に気のあるそぶりをされたらたまらないし、船内での情事はきっちりと線引きされた上で及んでいることだし、とにかくしようと思う事がなかった。 けれどもという存在ができて、自然とキスマークを残したいと思うようになった。 元来あまりしないタイプなのと、の普段着の露出度が高めという事もあって早々滅多に散らすことはない。 一つのしるしを消えないように毎度同じ場所につける。 見える場所につけたら周囲がうるさいので、本人も気付くか気付かないギリギリの所。肩甲骨の下あたり。 何故この場所なのかと問われれば答えにくいのだが、最初にキスマークをつける時ちょうどいい場所だったのがここだというだけだったと思う。 がうつぶせの状態ならつけやすいし、この部分なら服に隠れて見えないのでちょうど良いなと思っている。 他にも何箇所かつけているが、とりあえず先程つけたのはこの場所だ。後はもっときわどい所にある。 ぶっちゃけた所、所有物うんぬんというくだりはが知らないのをいい事に自己満足でやっていたのだが、これを機に教えてしまっても良いか。 少し気恥ずかしい気もしなくはないが、相手はなのでいいだろう。 口で説明するよりもしてみせた方が早いので、見やすいように腕の腹にしてやる。 ぢゅ、と強く吸ってやれば、日に焼けた肌でもすぐ赤くなった。 「ほれ、こーやって痕つけんのがキスマークだよい」 「ほー。んで、これなぁに?」 「お前が俺のっつーマーキング」 「はマルコの!」 ここで嬉しそうに笑う所がだ。 は所有物扱いされると喜ぶ、という言い方には若干の語弊があるが、あながち間違いでもない。 昔は人間扱いされることが苦手だった節があった。 しかし、身内ありきの白ひげで暮らすうち段々と慣れていった。 それでもまだ根本的な所に昔の名残があるのか、物の様に扱われても嫌がらない、どころか嬉しそうにすることが多い。 マルコはのそこらへんを理解しているので、遠慮なく所有物扱いしている。 男尊女卑の考えがあるわけではないが、男に女は従順であれとは少し思っている。 カカア天下より亭主関白、そういう考えをもつマルコとは相性が良かった。 はマルコの、ともう一度呟いて、うへへと嬉しそうに笑っている。 「マルコも、の!」 ← □ → 2012/04/05 |