■にゃーにゃーじゃれる猫
「魔女っ子登場☆ 貴方の願いはなんですか?」
ピロリロリン。
な、なになに!? 今何もないトコから急に出てきたよね?
何かの手品? 演出? 撮影かなんか!?
「願いを1つ叶えて差し上げます、なにか仰ってください」
「ねね、これって何か映画かドラマかの撮影? あ、ハリーポッターの新作とか!!」
だってだって、最近の魔法映画といったらハリポタだにゃ!
あー、ドラマってこともあるけど、オレ何も知らないし。
でもでも、これってチャンスだよにゃ?
オレもしかしたらこのまま映画に出れちゃったり!?
「これは撮影ではありません、願い事をさっさとどうぞ」
「じゃぁ、ハリポタのコスプレさん?」
「児童書から離れてくれません? それ、一切関係ないです」
えー、じゃ、なんだって言うんだよー。
はっ、まさかオレ、変な人に絡まれてる!?
「わたくしは某学校 6年生 魔法科の生徒です。 断じてホグワーツなんてあの馬鹿みたいにテンション高くて強引で無茶苦茶な爺の統率する学校じゃありません」
・・・んー、どういうこと?
ホグワーツってハリポタだよね? んでもでも、某学校ってホグワーツのことじゃないの?
っていうか、今の話聞いてる限りではホグワーツって実在すんの!?
うっわー、オレすっげーこと聞いちゃったー。
「某学校って、ホグワーツのことじゃないのかにゃ?」
「某学校は某学校です。 オールマイティに一般教育からさまざまな分野を教えている、なんとも非常識な学校です」
「へー。 例えばどんなこと教えてんの?」
「そうですね、わたくしの学科、魔法科では魔法を学んでいます。 魔力が無くてもなんとかなりますが、素質がなければ少々難しいです。 しかし、難しい分将来は幅広く、非常に窓口が広いです。
ヒーロー科は男子専門ですが、文字通りヒーローになるために正義云々語ったり、実践における戦闘技術を叩き込まれます。 これは、まぁ、女子にもてたいなど自己満足が多いですかね。
もちろん女子専門のヒロイン科なんてのも存在します。 これは競争率高いですよ。 万人受けする仕草、会話、立ち振る舞いを教えられて、卒業生はみんな人気者ですからね。
普通の学科もあります。 ですがこちらは外部の方が優れているのであまり人気はありません。
他にも沢山ありますが、とりあえずはまぁこれくらいでしょうか」
ふわー、世の中って広いんだにゃー。 そんな学校があったなんて。
つーか、オレもそんな学校に通いたいよ!
そしたら、オレ何になろっかにゃー、ヒーローもいいけど、魔法使いも捨てがたいしッ!
あー、羨ましいにゃ!!
「で、説明も終わったところで願い事をどうぞ」
「オレの願い事叶えてくれんの? やっさしー!」
「はい、どうぞなんなりと」
さっすが魔女っ子さん! やっぱ魔女は願いを叶えるもんだよね!
えーっとね、願いはねー、うーん、なんにしよっかにゃー。
あ、そだ!
「チョコレーツのサイン欲しい!」
「チョコレーツ?」
「うんうん、人気アイドルにゃんだー!」
「任せてください、お安い御用です」
マハリクマハリター チョコレーツのサインよ、出てこーい
うわーうわー、すっげー、本物の魔法だー!!
オレ感動ー!
「お待たせしました。 こちらがご所望の品で宜しいでしょうか?」
「マジもんのチョコレーツのサイン! やっりぃ、ありがとねー!!」
へっへー、なんか今日は得しちゃった気分ー!
また魔女っ子さん現れないかにゃー。
そしたら、今度は魔法や魔女っ子さんについて教えてもらおーっと!
菊丸英二 口調が難しい。 2006 09 12
