■優しい微笑の裏には絶対零度の魔王様
「魔女っ子登場☆ 貴方の願いは何ですか?」
ピロリロリン。
わぁ、魔女っ子さんだって。
なんだか面白そうだね。
「貴方の願いを叶えて差し上げます。 1つだけ願い事を言って下さい」
「ねぇ、魔女っ子さん、貴女の名前は?」
「です。 貴方のお名前は?」
「僕の名前は周助、不二周助だよ」
「・・・不二さん、貴方わたくしの通っている学校の黒魔術科に居ませんでしたか?」
あれ、何のことだろうね?
僕はなにも知らないよ。
「気のせいじゃないかな、僕は黒魔術科なんて取ってなかったよ」
「ではなんの学科を?」
くすっ、面白い事を聞くんだね。
「僕は魔王科を取っていただけだよ、黒魔術科は関係ない」
「魔王科・・・、それって
あの幻の学科ですか?
」
「幻って事は無いんじゃないかな? 現に僕は魔王科の試験に合格して卒業しているんだし」
「すごいです、わたし、魔王科を卒業した人って初めて見ました・・・」
まぁ、魔王科をきちんと卒業する人は少ないからね。
大抵は途中で頭が可笑しくなっちゃったり、どこかへ消えちゃったりしちゃうし。
それに、魔王科を卒業した人は大抵ファンタジーの世界へ就職しちゃうからなぁ。
「あ・・・」
「どうかしたの?」
「困りました、同じ学校の人の願い事を叶えても意味が無いです」
そういえば、魔法科の卒業試験って人の願いを叶える事だっけ?
原則としてあの学校に通ってる人、親族はダメだったよね。
それじゃぁ、僕はダメだね。 少ししか通ってなかったけど、あの学校に通ってたし。
「残念だったね、」
「ですが貴方に会えたことがわたしにとったら素晴らしい収穫でした、周助さん」
ふふ、そういわれると嬉しいな。
「ねぇ、。 何か困ったことがあったら言ってよ、僕がなんとかしてあげる」
「あら、それは嬉しいですね。 わたくしの方も何か困ったことがあればお呼びください。 もっとも、周助さんに困ったことがあれば、の話なのですがね」
「ありがとう、助かるよ。 あ、メルアド教えてくれる?」
「あ、はい。 赤外線っていけますか?」
「うん、大丈夫」
それからメルアド交換して、ちょっと世間話をして。
久々にあの学校の話が聞けて楽しかったな、うん。
「じゃあね、。 また近いうちにメールするよ」
「こちらからも、何かあればメールしますね」
では、って言って、例の魔女っ子独特の ピロリロリン。 って音がして、が帰っちゃった。
今日は面白い1日だったな。
さて、明日も部活があるし、家に帰ろ。
明日も何か面白いことがあるといいな。 ふふ。
不二周助 不二、勝手に生徒にしちゃいました。 2006 09 14
魔女っ子の魔法に満足したよ(ワンドリランキング)
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