■拾われた魔女っ子 〜柿本千種の魔女っ子観察日記〜
1日目
犬が得体の知れないものを拾ってきた。
どうしてチャネリングしてないときでも犬みたいなんだろう。
きっと、もともと犬と人間の間の子だったに違いない。
「なぁー、この子いつになったら目ぇさますのー?」
「さぁ。 運が悪かったら一生目を覚まさないかもね」
2日目
拾ってきた犬はもとより、骸様もたいそうご機嫌だ。
このむさくるしいところに唯一の華が、とか言っている。
・・・どうせ僕たちはむさくるしい男ですよ。
そうだ、寝てる間に “早く目が覚めるおまじない” とかいってキスをするのはどうかと思います。
立派なセクハラですよ。 あと、体を撫で回すのもやめておいた方がいいと思います。
後で訴えられても知りませんよ。
「クフフフフ、きっとこの人は私たちに素敵な恩恵を与えてくれますよ」
「この人がまともな女の子だったら、きっと告訴されますね」
3日目
僕が獄寺とか言うボンゴレの飼い犬なんだかよくわからないのと戦っている間に、どうやら眠り姫が目覚めたらしい。
展開速くないか? まぁ、そこはこれがミニ連載だから仕方ないとしておいて。
運良く犬と骸様はその現場に立ち会ったらしい。
僕だって、一応は気になってたんだから見たかったのに。
「おはようございます、眠り姫」
「・・・おはよ、ござい・・・ます」
んー、と目をしぱしぱ瞬き擦る女の子は、どうやら現状がまだわかってないらしい。
そう言えば、一体全体どうして倒れていたんだとか、そういうことを聞かなければいけないと思う。
「こんにちわ」
「こに、ちわー」
「お嬢さん、お名前は?」
「、です。 、・・・」
「さん、素敵なお名前ですね」
にこ、と骸様が爽やか系を狙った胡散臭い笑顔を浮かべ、さんの手をとりキスをしました。
いついかなるときでもセクハラは欠かしません、我らが六道骸様です。
女の子は漸く目が覚めてきたのか、きょろきょろあたりを見回し始めました。
きっと此処が何処だか確認してるんでしょうね。 犬が勝手に拾ってきたばっかりに、ご迷惑おかけしてます。
まだどこかぼんやりしてるさんを尻目に盛り上がる犬と骸様。
これから、どうなるんだろう。
家庭教師ヒットマンREBORN! 柿本千種 2007 01 22
